議案第60号につきましては、以上でございます。
39
◯委員長(
宍倉清蔵君) はい、
御苦労さまでした。
御
質疑等がありましたら
お願いいたします。はい、
中村委員。
40
◯委員(
中村公江君) 先ほどの質疑の中で、組合との話し合いを2回やって、合意を得たというふうに言っておりましたが、具体的にはどういった話し合い、要求が出されて、こうした合意に至ったのか、そのあたりの意見、それを具体的にお示しいただければというのが1点と、また、
職員の実態ですね、結構、共働きはまだしも、割と親御さんを抱えて、奥さんとお子さんとか、扶養家族が多い。割と子育て中だったり、教育費や住宅費のローンを抱えてということでは苦しいという声も聞きますが、市としては、そうした実態などはどのように把握をされているのか、伺います。
また、こういった民間が確かに厳しいから、是正というか公務員のところでも調整を図る云々ということを言っていますけれ
ども、それはかえって悪循環につながるというふうにはお考えにならないのかどうか。また、モチベーションに影響があるとは考えていないと、先ほどは2回目の答弁でお答えしていましたけれ
ども、それは皆さんの声も聞いた上で、そういうふうに判断された答弁をされているのかどうかを伺います。
以上です。
41
◯委員長(
宍倉清蔵君) 御答弁願います。はい、
部長。
42
◯総務部長 まず、組合とどのような話だったのかということでございますが、一応、今回のこの人事
委員会からの申し出につきまして、組合のほうに
説明させていただいたところでございます。組合との協議においても、ある程度、組合のほうも、この社会情勢では仕方がないというような認識を持っていただきまして、合意に至ったところでございます。
また、親を扶養していたり、子育て中で苦しいという声があるが、実態はということですが、ここら辺のところは、詳しく調べたわけではございませんが、確かにボーナスが減ってなかなか大変だという話は耳にしております。しかし、先ほど、御答弁申し上げましたとおり、この社会情勢の中では、やはり公務員だけ全く手をつけないような
状況でいるわけにはいかないということで、今回の措置に至ったわけで、御理解をいただきたいと思います。
それから、民間が下がって、公務員が下げると悪循環になるのではないかというようなお話もございましたが、一応、公務員の給与そのものは、やはり、
委員さんもちょっとおっしゃっていたように、これは情勢適用の原則というのが地方公務員法第24条で定められておりまして、私
どもの給与は、民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定めなければならないというような形になっておりますので、そこら辺のところを踏まえまして、このような措置をとらせていただいたわけでございます。
なお、
職員のモチベーションにつきまして声を聞いているのかというところでございますが、これは正式には、先ほど申しましたように調査はしておりません。ただ、
職員のモチベーションというのは、必ずしもお金だけの問題じゃなくて、仕事のやりがいですとか、いろいろな面もあるかと思いますので、先ほど、
総務局長が御答弁申し上げましたように、風通しのよい職場づくり、
職員が意欲を持って働ける職場づくりに今後とも努めていきたいと思います。
以上でございます。
43
◯委員長(
宍倉清蔵君)
中村委員。
44
◯委員(
中村公江君) 年代的にやっぱり働き盛りの人だと、大概、子育て中で、大学にお子さんを行かせていて、教育ローンがかかったりとか、あと住宅ローンを抱えたり、あと親の介護で支払わなければいけないとか、かなり聞いていると、はたが思うよりずっと厳しいと、大変苦しいというような声も随分と聞いています。そういう声を聞く中で、必死に頑張っているし、ただ、公務員バッシングというのは世間の中では相当あって、そういう中でも頑張って、公的責任を果たさなくてはいけない公務員の人たちがやはり下げざるを得ないというのは、非常に厳しいなというのがあります。
仕事はふえていくのに、実際にこういった給与が下がっていくということに対して、モチベーションが下がるという声も出ていますし、入職して以来ずっと下がり続けていると、若手の人からもそういった声が出されるということでは、本当に風通しがいいかどうかというのでは、何しろ市長が逮捕されるぐらいですから、本当に風通しがいいのかどうかは、いろんな意味で検証されなければいけないというふうに思いますけれ
ども、やはり、皆さん方に本当にやる気を持たせるという点では、こういった給与の引き下げをするべきではないのではないかというのが、私たちとしては、そういう主張をしたいというふうに思います。
特別職や議員などについてはやむを得ないかなというふうに思うんですが、特に一般職については、やはり金額が管理職としての手当と違いますから、そういう点で、一般職に対しては、一定の配慮がなされるべきだと思いますし、また、結局、民間が厳しいから下げるという、先ほど地方公務員法を出されましたが、やはりこれだけ厳しい
状況で、しかも派遣で不安定だったりするときに、よく労働組合が、賃上げをすること自身はもっと低い人がいるんだからと、そういう論調と同じなんですよね。結局、全体の底上げをしていくことのほうが、やっぱり経済を温めるには、これだけ約7億円近くのお金が落ちなくなるわけですから、それが市内経済の活性化という点では、やはり公務員だからこそ、いろんな地域を回ってお金を落として、活性化されるという部分というのも、幾つもそういう効果というのはあると思いますので、これがさらに厳しくなるという点では非常に懸念しているところです。そうした声などについても、把握をしてないというふうにおっしゃっていますけれ
ども、何かそういう対策とか、もう少し打開するような、やる気を起こさせるような、給与面だけじゃなくて、何かほかにやりがいも含めて、打開策をお持ちなんですか。
以上です。
45
◯委員長(
宍倉清蔵君) はい、
部長。
46
◯総務部長 委員おっしゃるように、経済的な意味とか、いろいろな点はあるかと思うんですが、やはり先ほど申しましたように、こういう社会情勢の中で、全体で痛みを分かち合うというんですか、そういった部分で、やはり公務員だけが全くボーナスに手をつけないという
状況は、これは、なかなか世の中の理解を得られないんじゃないかということで、今回、このような措置をとらせていただいているところでございますので、御理解いただきたいと思います。
また、
職員のやる気、やりがいにつきましては、これは、今後ともいろいろな施策を、今までもいろいろやってはきてはいるんですが、例えば意向制度ですとか、いろいろな制度もやってきているんですが、今後ともまたいろいろなことを考えていって、
職員の意欲、モチベーション、これを高める施策を推進してまいりたいと思っているところでございます。
以上でございます。
47
◯委員長(
宍倉清蔵君) 終わりですか。はい、
中村委員。
48
◯委員(
中村公江君) 民間が相当厳しい
状況というのは、うちの夫も含めてみんな民間ですから、本当に大変だなということはよく聞いていると、本当に厳しい
状況というのはわかります。ただ、低いところに合わせたり、もしくは人事院勧告も含めた流れの中で、実際にこの勧告の影響で、600万人の労働者が結局そういった影響を受けて、今後もまた引き下げ続けられるだろうということを考えると、安直にこれを認められるというようなものではない、ということは指摘をして終わります。
49
◯委員長(
宍倉清蔵君) はい、福谷
委員。
50
◯委員(福谷章子君)
お願いいたします。
質疑を聞いておりましたら、秋に正式な調査をして、正式な決定はそこでということだということはわかりました。あくまでも暫定的なということなんですが、それにもかかわらず、まず、今やらなければならなかったというのが、
議案質疑で聞いていてもいま一つ、市内の経済
状況を具体的に把握をして調査をしているわけでもないのに、今やらなければならなかったというところを、もう一度確認させてください。
それから、この間、
職員の給与の削減は何らかの形でやられてきていると思うんですけれ
ども、その
状況について、再度確認させてください。
51
◯委員長(
宍倉清蔵君) 御答弁願います。はい、局長。
52
◯総務局長 今の御質問で、なぜ今、引き下げを行わなければならないかというお話でございますけれ
ども、先ほど来から答弁しているとおり、民間につきましては非常に厳しいというような中で、我々の給料は、市民の皆様の税金をいただいて、そこから私
どもは生活しているわけです。そういう方々が、税金を納めるに当たっても非常に苦労をされていると思っています。ですから、そういうことからかんがみても、我々がぬくぬくと、通常の
条例どおりの手当をいただくということは、非常にやはり、いただきにくい面もございますし、やっぱりその辺は、社会経済情勢を的確に我々も把握して、それに適切に対応していこうということでございます。
以上でございます。
53
◯委員長(
宍倉清蔵君) はい、
部長。
54
◯総務部長 カットの
状況でございますが、
平成17年度に、これはカットというより給与構造改革がございまして、ここで4.7%の給与の削減になっております。また、
平成20年度、21年度の2カ年ですが、給与のカットを実施しておりまして、課長以上が3%、補佐以上が2%、一般
職員が1%の給与カットを実施しているところでございます。
以上でございます。
55
◯委員長(
宍倉清蔵君) 福谷
委員。
56
◯委員(福谷章子君) 民間が非常に厳しいということは、もう昨年から、それはもう肌で感じていることではありますが、ただ、人事
委員会がこういうふうに意見を出すということは、相当の力があって決定力が働くわけですから、今回のようなサンプル数も少ない中でというのは、中立性を欠くのではないかというところで、疑義が生じるようなやり方については、私たちはいかがなものかというふうに意見は持っています。
もう一点、確認したいんですが、この間、給与がカットされている
状況ということなんですが、例えば、国家公務員の給与と
千葉市の
職員の給与を比較するラスパイレス指数、それはどういうような
状況になっているんでしょうか、お示しいただきたいと思います。
57
◯委員長(
宍倉清蔵君) はい、
部長。
58
◯総務部長 ラスパイレス指数につきましては、現在出ている一番新しい数値が、
平成20年4月現在の数値なんですが、これは102.3という形になっております。ちなみに、
政令市中では7番目の
状況でございます。
以上でございます。
59
◯委員長(
宍倉清蔵君) 福谷
委員。
60
◯委員(福谷章子君)
議案質疑のほうでも、意見はその中で、質疑も含めて申し上げましたが、安易に一般職を下げていくということは、ボーナスで予定しているものというのはありますし、かなりこれは急な話なので、厳しいだろうなということは、一応申し上げておきたいと思います。
ただ、民間のほうも非常に厳しい
状況だということは私たちも重々承知しておりますし、議場での局長の答弁にもありましたけれ
ども、民間の給与が下がるということだけではなくて、雇用不安など、そういうこともあるというようなことを踏まえての決断ということで、今回は認めざるを得ないかなというふうに考えておりますが、ただ、ここで7億円浮く、浮くという言い方はおかしいですよね、7億円とりあえず留保されて、今後、秋の決定でそれがどうなるかということが非常に重要な問題になると思うんですが、それについては、例えば、臨時の雇用に使うとか、それから非常勤の給与のほうの格差を埋めるとか、そんなふうにして、ぜひ工夫をして使っていただきたいということを申し上げまして、3回目を終わります。
61
◯委員長(
宍倉清蔵君) はい、
山浦委員。
62
◯委員(
山浦 衛君) ちょっと不勉強ですので、教えてください。
まず、一般
職員と管理
職員の合計、2.15なり1.95が、
平均が幾らになるのかということと、期末手当、勤勉手当が、月数が一般
職員と管理
職員で違っているんですけれ
ども、どういう経緯があって、一般
職員は今現状だったら1.4、管理
職員が1.2ですけれ
ども、そうなっているのか。それからどうして、一般
職員の場合は、期末手当のほうを0.15下げ、管理
職員のほうは0.1月下げると、このように差があるといいますか、違いがあるんでしょうか。
63
◯委員長(
宍倉清蔵君) 御答弁願います。はい、
部長。
64
◯総務部長 まず、管理
職員と一般
職員の期末、勤勉のそれぞれの比率が違うということにつきましては、管理
職員のほうが、より勤務成績それから業績をボーナスに反映させるということにかんがみまして、勤勉手当のほうを重くしてあると。期末手当のほうを減らして、勤勉手当のほうにそれを振っているという
状況で、ここのところの差が出ているような
状況でございます。
そのあとの細かい点は、
職員課長に答えさせます。
65
◯委員長(
宍倉清蔵君) はい、課長。
66 ◯
職員課長
職員課長の山崎でございます。よろしく
お願いします。
一般
職員と管理
職員の合計等の
平均という御質問でございましたが、申しわけございません。ちょっと
平均はございませんので、参考に、今回の影響につきまして、若干
説明させていただきたいと思います。
まず、一般
職員でいいますと、大体主事クラスですが、今回の凍結による影響額は約4万3,000円でございます。管理職でいいますと、課長級です、50歳のモデルですけれ
ども、配偶者とお子さんが2人いた場合の影響額は約11万8,000円でございます。
ちょっと
平均につきましては、それぞれ扶養家族の大小とかがありまして、ちょっと
資料を持ち合わせておりませんので、よろしく
お願いします。
以上でございます。
67
◯委員長(
宍倉清蔵君)
山浦委員。
68
◯委員(
山浦 衛君) 1点だけ。先ほどの話では、業績評価をするということで、そういう趣旨から、一般
職員の勤勉手当を0.05月、それから管理
職員の勤勉手当は0.1月ということだと思うんですが、それは確認だけですが、
お願いします。
69
◯委員長(
宍倉清蔵君) はい、
部長。
70
◯総務部長 管理
職員と一般
職員の今回の減額につきましては、案分でやっておりまして、両方とも、それぞれ同じ比率だけ下げているというふうな形で、このような数値になっております。
約1割下げるということで、今回、実施しておりまして、例えば、管理
職員1.2月のところを0.1月、それから0.95月を0.1月という形で、若干、ぴったりという形にはなりませんが、これは案分でやっておりますので、下げるのが両方ともちょっと違っているというふうな
状況になっているようなことでございます。
71
◯委員長(
宍倉清蔵君) よろしいですか。
ほかにございますか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
72
◯委員長(
宍倉清蔵君) ほかに
発言がなければ採決をいたします。
お諮りいたします。
議案第60号・
千葉市
職員の給与に関する
条例及び特別職の
職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する
条例の一部
改正についてを、
原案のとおり可決することに
賛成の方の
挙手を求めます。
[
賛成者挙手]
73
◯委員長(
宍倉清蔵君)
賛成多数、よって、
議案第60号は
原案のとおり可決されました。
以上で、
案件審査を終わります。
なお、各
委員のお手元に、各種審
議会等開催報告という
資料を配付してありますので、後ほどごらんいただきたいと思います。
これをもちまして、
総務委員会を終了いたします。
御苦労さまでした。
午後3時35分散会
Copyright © Chiba City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...